Windows2000 on White Box Linux 3.0 with QEMU

よーやくできた。
QEMUを動かすには、SDL(Simple DirectMedia Layer)というライブラリが必要で、どうしてもコイツがうまく動かなかったんだけれど、自分でコンパイルせずにRPM版を使ったらなんなく動いた。なんだそら。(SRPMとdiff取ったりは面倒なのでしてません)
QEMULinuxで動かすのにKQEMU(QEMUアクセラレータ)を動かさない手はないので、これもコンパイルしたんだけど、ちょっと気がついたことがあったので記載。

という手順でコンパイルをやるんだけれど、kqemuのコンパイルの所で「おめーのカーネルはLoadable Moduleに対応してないからKernel作りなおせ」と言われてビックリ。対応してないわけねーじゃん!!
と、いうことでroot権限でmakeすると難なくコンパイル完了。いい加減なメッセージだなぁ。続けて make install して qemu & kqemu インストール完了。
そして insmod kqemu で kqemuをKernelにロードしてあげて、

$ qemu -hda /path/to/OS.img -cdrom /dev/cdrom -win2k-hack -boot d &

こんな感じでゲストOSをCD-ROMブート。imgファイルはqemu-imgで作りますよ。"-win2k-hack"はWin2Kのインストール中に'Disk Full'と思われてしまうバグ?みたいなのがあるそうで、とりあえずつけてみた。
Win2Kのインストールの手順は当たり前なとおりなんだけど、やっぱ遅い。お話にならないほど遅い。
まとめ。

  • qemu は非常によくできたソフト。VMWareの必要性を感じない(とは言い過ぎか)
  • kqemu はインストール手順に多少の敷居を感じるが、できるなら入れたほうが良い。
  • ゲストOSの常用を考えたいなら高いスペックのマシンが必要
  • とにかくCPUリソースを消費するので、DualCPUまたはHTまたはDualCoreがオススメ。QEMUはホストOSから見た1つのCPUをモリモリと回します。
  • 単純にOS2台分なので、相応のメモリを積まないと×
  • 当然ながら、ホストOSでできない事(音を出すとかね)はゲストOSにもできない。

こんなところでしょうか。ゲストOSをホストOSと同じネットワークに参加させるには、とか考え出すとまた面白いQEMUなので、また取り上げます。そこまでやんないとマルチOSの意味があんまないしね。