2007/04/01のジョークRFC

RFCってのは簡単に誤解を恐れず書くと、インターネットのいろんな事を取り決めた文書。メールの送信はこうこうこうやってやるんだよ、とかそういうことが書いてあったりする。HTTPの手順はこういう風にね、とか。
エイプリルフールには、RFCもちゃんとした文書に混ぜて4/1にはバカバカしい文書をRFCとして公開しているんだけど、だいたいにおいては一般人には理解不能な(つまり笑えない)ネタが多い。RFC:748 TELNET RANDOMLY-LOSE Option などは、考えれば意味はわかるが、"telnet接続が切れるとムカつくよね"という経験的な共通認識がないと面白くもなんともない。つまりオタク向き。
とはいえ、中には普通にわかりやすいものも多くあって、HTTPをベースにコーヒーポットを操作するもの(RFC:2324)とか、鳥にパケットを送らせる(RFC:1149,2549)とか。このあたりはジョークRFCとしては多分名作に分類されるもの。
そして今年の4/1に出たRFCは "The Transmission of IP Datagrams over the Semaphore Flag Signaling System (SFSS)" というタイトル。手旗信号システムによるIPデータグラム伝送、かな。
なんだか、鳥類キャリアによる〜とか、モールス信号による〜とかの焼き直しのにおいがプンプンする。真新しさに欠けるなぁ、と思った。

  • 原文: The Transmission of IP Datagrams over the Semaphore Flag Signaling System (SFSS)

ftp://ftp.rfc-editor.org/in-notes/rfc4824.txt

  • 日本語訳をしている人(2007/04/02現在、翻訳進行中)

http://www.imasy.or.jp/~yotti/rfc4824ej.txt

来年のRFCはどんなのが出るかな?

  • スギ花粉の飛散を利用したブロードキャストパケットの送信

飛散する花粉に付帯情報がつけられることが前提か。花粉症デーモンを起動した人体はブロードキャスト花粉を受け取って個々の定義に応じた処理を、ってつまんねぇか。

鳥類キャリア関連RFCの第三弾。複数の鳩舎(っていうのかな)間のうち特定2箇所を覚えこんだ鳩を使って広域イーサネット網を構築する手順について。IPパケットのスイッチングは鳩舎の人が手でやる、ってつまんねぇか。