TAPデバイス対応QEMU(0.7.2)の話

実験的に動かすVMとはいえ、ネットワークに接続できないと不便なことこの上ない。というわけで、TAPデバイス対応のQEMUを試すことに。

TUNとかTAPとか、VPN関連でよく見かけるデバイス名なんだけど、何の略なの?という疑問は解決せず。TUNはL3、TAPはL2だよ。
http://vtun.sourceforge.net/tun/
QEMUのゲストOSに入れたのは前述の通りWhiteBox3.0なんだけれど、ゲストOS上のNICと、ホストOS上に作ったTAPデバイスの間で通信をさせてくれるのが、TAPデバイス対応QEMUの便利なところ。逆を言えばホストOSとゲストOSの間で通信ができないのは不便。TAPに目をつけた人は賢いね。
しかしながら、TAPデバイス用パッチ済みのバイナリはどうも動きが悪い。

  • qemu-img.exe がマトモに使えない(引数のパース処理がおかしいっぽい)
  • qemu.exe 本体も、savevm, loadvm がマトモに動かない(これも引数の処理が変っぽい)

QEMU on Windows - Tapを使ったネットワーク
http://www.h7.dion.ne.jp/~qemu-win/TapWin32-ja.html
とりあえず素のQEMUとTAPデバイス対応のQEMUを使い分けているけど、ホストOSをお手軽なLinuxに変えたくなってきたよ。