QEMUを試す
QEMUとは。↓を見るのが一番なんだけれど、誤解を恐れず簡単に言うと、VMWareみたいなもの。フリー。
http://www.h7.dion.ne.jp/~qemu-win/index-ja.html
おもしろそうなので、試しています。
CPU:Pentium4 2.4GHz メモリ:512MB NIC:Intel Pro1000 OS:Win2000(SP2)
これをホストOSにして、ゲストOSをモリモリ入れて、お手軽テスト環境イエーイ!というのが目的。
Solaris10(x86)を入れようとしたんだけど、QEMUのBIOSが起動してCD-ROMからのBOOTが始まったかと思えば、"Not a UFS Filesystem"と怒られた。このエラーを出しているのは、きっとSolaris10のインストーラなんだけれど、どうやって解決して良いのやらわからず断念。
とりあえず手元にあったWhiteBox3を入れてみるところから。なんとなくいじるLinuxって手近にあると便利なんだよねー。
$ ./qemu-img.exe create ./WB3.img 4G $ ./qemu.exe -L . -hda ./WB3 -boot d -cdrom //./d:
このように、地味に4GBの領域(WindowsからはWB3.imgという名前の4GBのファイルに見える)を確保し、qemuコマンドにオプションを食わせてCD-ROMブートを試みる。(注:上記はCygwinのターミナルからコマンドを叩いているので、コマンドプロンプトでの書き方と若干異なります)
-L . は、BIOS/VGA BIOSファイルが置いてあるパス。
-hda は、ゲストOSにHDDとして見せる領域(ファイル)
-boot は、aならフロッピー、cならHDD、dならCD-ROMからゲストOSを起動
-cdrom は、ゲストOSに見せるCD-ROMドライブの指定。//./d: と書かないとダメ。
http://www.h7.dion.ne.jp/~qemu-win/HowToFloppyCdrom-ja.html
さて、WhiteBox3のインストールをやるにあたって、どうせX-Windowは使わないんだけど、動くかな?ということでインストーラにGUIを使ってみることにした(普段はboot: linux textとしてしまう)。
感想:遅い。
まー、これはしゃーないよね。やっぱXは使い物にならないな、ということでMinimalパッケージを選択。GUIだと出るのね、Minimalってヤツ。
さて、途中でCD-ROMの入れ替えを要求されるわけだけれど、物理的に入れ替えてもQEMUのほうでは入れ替えを検知できません。
Ctrl+Alt+2 (を押すと、QEMUのコマンドモード?になる) (qemu) change cdrom //./d: Ctrl+Alt+1 (これでエミュレーション中のゲストOS画面になる)
物理的にCD-ROMを入れ替えたら、↑のchangeコマンドにて"CD-ROMが変わりましたよ"という情報を食わすと良い。CD-ROMにReadが発生しているタイミングで物理的にCD-ROMを取り出したり、上記コマンドでどうなるかは知ったことではなく、おりゃ試してません。
さて、すごく時間がかかったインストールももうすぐ終わり。自動的に再起動が入るんだけれど、QEMUの起動時に指定した -boot d のおかげで再起動失敗
CDROM boot failure code : 0003 Boot from CD-Rom failed FATAL: Could not read the boot disk
なるほどね、というわけでqemuごと再起動。
$ ./qemu.exe -L . -hda WB3.img -cdrom //./d: &
元気に起動してきたよ!わーい。
使用感その他はまた別で書きます。